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Wi-Fiの種類とは?難しい技術規格をわかりやすく説明します

公開日:2024/07/11

Wi-Fiの種類とは?難しい技術規格をわかりやすく説明します

Wi-Fiの普及により、家庭やオフィスだけでなくカフェのような公共の場でもインターネットを楽しめるようになりました。
身近な存在になったWi-Fiですが、自宅などに設置する場合、どのような基準で選んだら良いのか、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。Wi-Fiは、利用者のライフスタイルに合った選択をすることが大切です。
この記事では、Wi-Fi選びの判断基準となる種類や規格などの調べ方について詳しく解説します。

まずは基本から。そもそもWi-Fiとは?

まずは基本から。そもそもWi-Fiとは?

Wi-Fiとは、スマートフォンやパソコンなどの通信機器を、無線でインターネットに接続可能にする技術です。Wi-Fiは、有線と異なり電波の届く範囲内であれば複数の通信機器を同時にインターネットへ接続できます。
配線の準備や機器の位置を気にせず、インターネット通信を気軽に利用できる便利な技術です。

Wi-Fiについて、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください。

Wi-Fiとは?できること、規格、メリットを初心者向けに分かりやすく解説!

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Wi-Fiにはいろいろな種類があるけど何が違うの?

Wi-Fiの周波数には「2.4GHz」「5GHz」「6GHz」の3種類あり、通信速度や電波干渉などのパフォーマンスが大きく変化します。ここからは、Wi-Fiの周波数や規格の種類によって異なる性能について詳しく見ていきましょう。

周波数

周波数とは、電波を数値化したもので単位はHz(ヘルツ)です。Wi-Fiの周波数は「2.4GHz」「5GHz」「6GHz」の周波数に分かれています。

周波数帯 対応規格
2.4GHz 11ax、11n、11g、11b
5GHz 11ax、11n、11a、11ac
6GHz 11ax

2.4GHzは「11ax」「11n」「11g」「11b」、5GHzは「11ax」「11n」「11a」「11ac」の規格に対応しています。両方の周波数で利用できる規格は「11ax」「11n」「aw」です。また、6GHzは「11ax」に対応しています。この規格については、のちほど詳しく解説します。

周波数が違うと何が変わるの?

周波数の違いによって、どのような特徴があるのでしょうか。それぞれ詳しく見ていきましょう。

2.4GHz
2.4GHzは、家電製品にも多く利用されている周波数で、家具や壁の影響を受けにくく、障害物が存在していても電波がつながりやすい特徴があります。2.4GHzは周波数において世代が最も古いため、販売年数の古い機器にも多く搭載されています。多様な通信機器に対応しているため、機器を選ばず利用できる点も長所です。
しかし、同じ周波数内で複数の通信機器を利用してしまうと、電波干渉の影響を受けてしまい速度に影響が出る恐れがあります。
5GHz
5GHzは、気象レーダーや航空、船舶レーダーなどにも利用されており、通信速度が速く電波干渉を受けにくい特徴があります。
容量の大きなデータの送受信や、動画再生利用の際でも、安定した速度で快適なインターネット通信が可能です。
ただし、家具や壁などの影響により電波がつながりにくくなる傾向にあり、2.4GHzと比べると障害物に弱いといえるでしょう。
6GHz
近年、第6世代のWi-Fi 6Eから登場した6GHzは、レーダー波や通信機器による電波干渉を受けにくい点が特徴です。
そのため、2.4GHzと5GHzと比較すると、さらに安定した高速通信が期待できます。

Wi-Fiの規格

Wi-Fiの規格

Wi-Fiの通信規格は、導入された世代ごとの名称が付けられています。これはIEEE(the Institute of Electrical and Electronic Engineers)という米国電気電子学会が定めています。
世代に応じて通信規格の性能は異なり、新しい世代であればあるほど最大通信速度は向上しています。
Wi-Fiにおける歴代通信規格を以下にまとめました。

世代 新名称 規格名 最大通信速度 周波数
第1世代(1997年) IEEE 802.11 2Mbps 2.4GHz
第2世代(1999年) IEEE 802.11a 54Mbps 5GHz
IEEE 802.11b 11Mbps 2.4GHz
第3世代(2003年) IEEE 802.11g 54Mbps 2.4GHz
第4世代(2009年) Wi-Fi 4 IEEE 802.11n 600Mbps 2.4GHz/5GHz
第5世代(2013年) Wi-Fi 5 IEEE 802.11ac 6.9Gbps 5GHz
第6世代(2019年) Wi-Fi 6 IEEE 802.11ax 9.6Gbps 2.4GHz/5GHz
第6世代(2022年) Wi-Fi 6E 2.4GHz/5GHz/6GHz
第7世代(2024年) Wi-Fi 7 IEEE 802.11be 46Gbps 2.4GHz/5GHz/6GHz

どの規格に対応していればいい?

リモートワークやオンラインゲームでWi-Fiを利用する場合は、一定以上の通信速度が必要となります。これから新たに環境を整備するのであれば、一般的な光回線の最大速度1Gbps以上の速度が出せる、Wi-Fi5以降の規格のものがおすすめです。
また、さらに高速なインターネットを利用している場合、その速度を活かしきれる規格を選択する必要があります。例えば@T COM(アットティーコム)では、一般的な光回線よりもさらに速い最大10Gbpsの光回線を提供しています。この10Gbpsの性能を活かすためには、Wi-Fi6以降の規格の機器を準備しておきましょう。

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一般的な最大1Gbpsの速度の回線のほか、前述のとおり10Gbpsのさらに高速な回線も提供されているため、リモートワークやオンライン授業のほか、大容量コンテンツのダウンロードなども快適に利用できます。全国、幅広いエリアに設置可能な点も魅力です。

そのほか@T COM(アットティーコム)ヒカリでは、アンテナ不要でテレビ視聴ができるオプションや、スマホ料金もお得になるセット割もご用意しています。
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まとめ

Wi-Fiは、無線で手軽に利用できるものの、通信規格ごとに性能が異なります。
一覧表で紹介したように、これまでにさまざまな規格が登場しているため、機器選びの際は注意が必要です。いま新しく機器を揃えるなら、できるだけWi-Fi5以降のものを選びましょう。
また、規格だけではなく「2.4GHz」「5GHz」「6GHz」などの周波数の特性についても覚えておくと便利です。自宅で利用中に「接続が不安定」「速度が遅い」など問題が起きた場合は、別の周波数帯を使って接続してみるなど、特性を生かして活用しましょう。