Wi-Fi回線の料金は?契約の諸費用や利用料金について
公開日:2024/08/19

自宅にWi-Fi環境があれば、スマートフォンやタブレット、ノートPCなどを無線接続してインターネットを楽しめます。利便性が高いため、自宅にWi-Fi環境がない方の中には、今後導入したいと考えている方も多いでしょう。
その際に気になるのが契約時にかかる費用や毎月の料金です。長く利用するかどうか分からない場合には、解約費用も把握しておきたいでしょう。本記事では自宅でWi-Fiを利用する際にかかる契約の諸費用や、毎月の利用料金について解説します。
自宅に導入できるWi-Fiの種類を整理

Wi-Fiにもいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なります。まずは、Wi-Fiの種類と特徴について理解しておくことが大切です。
一般家庭で導入できるWi-Fiの種類について簡単に見ていきましょう。
なお、Wi-Fiの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事もぜひご覧ください。

Wi-Fiの種類とは?難しい技術規格をわかりやすく説明します
光回線(固定回線)+Wi-Fiルーター
光回線などの固定回線がすでに開通している状態なら、Wi-Fiルーターを使用すれば自宅にWi-Fiを導入できます。
光回線を利用している場合、「ONU」と呼ばれる装置が自宅内に置かれているはずです。このONUに、LANケーブルを使用してWi-Fiルーターを接続するだけで、簡単にWi-Fiを導入できます。なお、LANコンセントを使用している場合には、LANコンセントにWi-Fiルーターを接続します。
ケーブルテレビ回線やVDSLなどの場合も、同様の方法でWi-Fiルーターを接続すれば、Wi-Fiを導入可能です。ただし、通信速度は回線自体のスペックに大きく依存します。
ちなみに、自宅に固定回線を引いていない場合は、Wi-Fiルーターを購入してもインターネットには接続できないため注意しましょう。
モバイルWi-Fi
モバイルWi-Fiは、充電して持ち運びできる小型のルーターです。SoftBankのPocket WiFiやUQモバイルのWiMAXなどが代表的で、モバイルルーターと呼ばれることもあります。スマートフォンと同じモバイルネットワークの回線を使用して通信する仕組みです。そのため、スマートフォンを使用できる場所なら、モバイルWi-Fiも使用できます。
工事不要で利用できるため、契約して数日後にモバイルWi-Fiが届いたら、すぐに使用可能です。
なお、回線の速度や安定性は使用環境に大きく左右されます。電波の悪い場所では、通信速度が遅かったり、安定しなかったりするでしょう。また、多数のデバイスを接続して使用する用途にはあまり向きません。
ホームルーター
ホームルーターは、一般家庭のコンセントに挿して使用する小型のルーターです。モバイルWi-Fiと同様に、モバイル回線を使用して通信します。コンセントがない環境では使用できないため、モバイルWi-Fiとは違って持ち運んで使用することはできません。
コンセントで常に給電されているため、基本的にモバイルWi-Fiよりも性能が高く、複数台のデバイスの同時接続に強いのがメリットです。ただし、回線の速度や安定性が設置場所に左右されやすい点はモバイルWi-Fiと変わりません。工事不要のため、契約後数日で使えるようになる点も、モバイルWi-Fiと同様です。
Wi-Fiにかかる費用とは

現在自宅でWi-Fiを使用しておらず、これから新規で導入する場合には、初期費用や月額費用などがかかります。また、あまり長く使う予定でなければ解約するときのことも考えて契約するのが望ましいです。では、Wi-Fiを利用するのにかかる費用について見ていきましょう。
初期契約費用・工事費用
モバイルWi-Fiやホームルーターを利用する際には、初期費用として契約事務手数料と本体の購入費用がかかります。契約事務手数料は3,000円前後のものが多く、本体は2万〜3万円程度が相場です。通信会社によっては契約事務手数料が無料のサービスや、本体をレンタルできるサービスもあります。
一方、光回線の場合には工事費用がかかり、2万〜4万円程度が相場です。また、光回線でWi-Fiを利用するなら、Wi-Fiルーター本体の購入が必要です。Wi-Fiルーター本体の価格は、一般的なものであれば大体5,000円前後が相場となります。本体の性能は、使用場所の広さや必要な通信速度に応じて選ぶようにしましょう。
月額費用
モバイルWi-Fiやホームルーターの場合、毎月支払う月額料金は、3,000~4,000円程度のものが多いです。通信会社やプランによっては3,000円以下のものもあります。
光回線の場合には、戸建て住宅とマンションなどの集合住宅でやや異なります。戸建て住宅の場合には、5,000〜6,000円程度が相場です。マンションなどの集合住宅だとやや安く、4,000〜5,000円程度になります。
また、新規契約者は割引が適用されることが多いです。最初の数ヶ月程度の期間は通常よりも月額料金が安く済む可能性があります。また、スマホ回線などとセットで契約することで、月額料金が割引になることも多いです。割引が適用されれば、平均して1,000〜2,000円程度安くなります。
解約費用
モバイルWi-Fiやホームルーター、光回線は、2〜3年程度の最低利用期間が定められている場合があります。最低利用期間よりも短い期間で解約する場合、解約金を支払う必要があるため注意しましょう。解約金の相場は1ヶ月分の料金です。
割引キャンペーンを利用して契約した場合には特に注意が必要です。最低利用期間前に解約すると、工事代金や端末代金の分割払いの残債分について一括請求される可能性もあります。
また、光回線の場合には、最低利用期間を過ぎた後であっても、解約する際に解約金が発生してしまうことがあります。光回線では2年単位や3年単位などで契約更新するのが一般的です。契約更新のタイミングで解約する場合には、解約金はかかりません。しかし、契約更新以外のタイミングで解約する際には解約金が発生するため注意しましょう。
解約金なしで解約できる具体的なタイミングは、通信会社によって異なります。更新月のみのところもあれば、更新月に加えて前後1ヶ月間も解約金がかからない場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
解約費用を安くするには
解約費用がかからないようにするためには、最低利用期間を過ぎてから解約するのが望ましいです。また、契約更新のタイミングも認識しておきましょう。ほとんどの通信会社では自動更新になっており、契約更新の案内などは特に来ることがありません。そのため、いつ契約更新なのかが分からず、気付かないうちに契約更新されていることもよくあります。
また、どうしても短期間しか利用する予定がないなら、最低利用期間が定められていない通信会社やプランを選びましょう。ただし、月額料金などは割高に設定されていることが多いです。
2年間使った場合の費用
2年間Wi-Fiを使用すると仮定した場合、モバイルWi-Fiやホームルーターなら、月額料金の合計は72,000〜96,000円程度です。初期費用も合わせると95,300〜129,300円程度かかります。
光回線の場合、月額料金の合計はマンションタイプで96,000〜120,000円程度、戸建て対応なら120,000〜144,000円程度です。工事費用とルーターの購入費用も含めて考えれば、マンションなら121,000〜165,000円程度かかります。戸建て住宅なら145,000〜189,000円程度です。
表にまとめて比較すると次のようになります。
初期費用 | 月額料金 (1ヶ月あたり) |
24ヶ月間使用した場合 (総額) |
|
---|---|---|---|
モバイルWi-Fi・ ホームルーター |
23,300~43,300円 | 3,000~4,000円/月 | 95,300~129,300円 |
光回線+Wi-Fiルーター (マンション) |
25,000~45,000円 | 4,000~5,000円/月 | 121,000~165,000円 |
光回線+Wi-Fiルーター (戸建て) |
25,000~45,000円 | 5,000~6,000円/月 | 145,000~189,000円 |
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まとめ
自宅にWi-Fiを導入する場合、光回線でWi-Fiルーターを使用する方法とモバイルWi-Fiやホームルーターを使用する方法があります。もっとも通信が安定しているのは光回線ですが、工事が必要なため初期費用が高く、月額料金も高めです。一方モバイルWi-Fiやホームルーターは工事なしで利用できるため、初期費用が安く済みます。月額料金も光回線よりやや安いです。
どれが良いか迷っている場合には、それぞれの特徴とトータルでかかる費用を考慮して決めるようにしましょう。
- 本記事の情報は2024年7月時点のデータに基づくものです。