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モバイルルーターとは?ホームルーターとの違いやメリット・デメリットを解説

公開日:2025/02/14

モバイルルーターとは?ホームルーターとの違いやメリット・デメリットを解説

近年、気軽に導入できるWi-Fiの1つとして、モバイルルーターに注目が集まっています。固定のインターネット回線に比べて導入しやすいことがメリットです。
モバイルルーターと類似するものとしてホームルーターがありますが、それぞれの違いやどちらの方が自分に合っているのか分からない方もいるでしょう。
本記事では、モバイルルーターとホームルーターの違いをはじめ、モバイルルーターのメリットやデメリットを解説します。ルーターの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

モバイルルーターとは?

モバイルルーターとは?

モバイルルーターとは、持ち運べるルーター(インターネットに接続するための機器)のことです。スマートフォンと同様に携帯電話回線を利用するため、データ通信ができるSIMカードを挿入して使用します。PCやスマホを接続すれば、Wi-Fiの利用が可能です。
充電式となっており、機種にもよりますが、フル充電の状態で約10時間程度利用できます。基本的に、モバイルルーターとPC・スマホとは無線接続で使用しますが、別売りのクレードル(充電用スタンド)やUSBケーブルを使って、有線接続することも可能です。
また、近年ではSIMフリーのモバイルルーターも登場しました。SIMフリーのモバイルルーターを使えば、通信回線として格安SIMサービスが使用できるため、モバイルルーターの月額利用料を節約したい方は検討してみるとよいでしょう。

ホームルーターとの違いは?

モバイルルーターは充電式のバッテリーを搭載しており、小型で持ち運びができるため外出先でも利用できます。一方ホームルーターはバッテリーを内蔵していないため、コンセントに挿したまま使う仕様になっています。そのため持ち運びができません。
しかしそれによるメリットもあります。ホームルーターはモバイルルーターと比べて機器のサイズが大きい分、より多くのアンテナを内蔵しているなどスペックが高くなっています。そのためモバイルルーターよりも同時接続できる台数が多く、通信速度もやや速い点が特徴です。例えばファミリー層での利用や、通信機器やIoT家電をたくさん使用する方に向いているでしょう。
なおみんなのネット回線速度によると、直近3ヶ月(2024年10月11日現在)の通信速度の平均は以下のようになります。



  下り(受信) 上り(送信)
ホームルーター 176.5Mbps 23.6Mbps
モバイルルーター 92.1Mbps 19.1Mbps

下りの速度には約2倍の差があるため、少しでも速い通信速度を求める方はホームルーターを選択すると良いでしょう。

モバイルルーターのメリット

モバイルルーターのメリット

モバイルルーターには、いくつかのメリットがあります。「軽量で持ち運びしやすく外出先でも使用できる点」「料金が安価である点」「工事が不要な点」です。
これらのメリットについて詳しく見ていきましょう。

①外出先で使用できる

モバイルルーターは、モバイルと付いている通り、持ち運べる点が最大のメリットです。外出先でPCを利用したい方やスマホでオンラインゲームを楽しみたい方に向いています。
外出先でWi-Fiを使う方法に「テザリング」もありますが、テザリングはスマホの通信量を使用するため、速度制限が気になるところです。一方、モバイルルーターを使用すれば、スマホの通信量を使用せずにインターネットを利用できます。
また、飲食店や商業施設などにあるフリーWi-Fiと異なり、セキュリティ面において安心できる点もメリットです。フリーWi-Fiは便利な反面、誰でも利用できるという性質上、重要な情報を盗まれたり通話を盗聴されたりする恐れがあるなど、セキュリティ面ではモバイルルーターに劣ります。その点モバイルルーターであれば、自分だけの回線につなげられるため安心感が強いのです。

②料金が安い

モバイルルーターと光回線(マンションタイプ)の月額料金を比較すると、以下の通りです。

種別 回線名 月額料金
モバイルルーター Rakuten WiFi Pocket ~3GB:968円
3GB~20GB:2,068円
無制限:3,168円
Broad WiMAX 初月:1,397円
1~36ヶ月:3,773円
37ヶ月~:4,818円
MONSTER MOBILE 20GB:1,980円~
50GB:2,530円~
100GB:2,948円~
AiR-WiFi 20GB:2,212円~
100GB:3,499円~
光回線
(マンションタイプ)
enひかり 3,520円
@スマート光 3,630円
GMOとくとくBB光 3,773円
@nifty光 ~36ヶ月:3,828円
37ヶ月~:4,378円

※料金はすべて税込

月額料金はモバイルルーターの方が安い傾向にあります。
なお光回線の場合はこの月額料金に加えて工事費が2万円前後かかる場合もあるため、別途工事を行う必要がないモバイルルーターに比べて費用がかさむことになるのが一般的でしょう。
ちなみに、モバイルルーターの契約と併せて利用できるスマホとのセット割プランも多くあります。うまく利用することで、さらに費用を抑えることが可能です。

③工事が不要

Wi-Fiを利用したい場合、光回線やケーブルテレビのような固定のインターネット回線を導入する方法も考えられます。しかし、どちらも光ファイバーケーブルを自宅まで引き込む工事が必要です(ケーブルテレビの場合は変換器から「同軸ケーブル」に変わるケースが一般的)。
また、固定のインターネット回線の場合、回線工事が行われるまでは長い期間待つことが多く、1ヶ月以上かかることもあります。このように、固定のインターネット回線はすぐにWi-Fiを使いたくても使えないのが難点です。
一方で、モバイルルーターやホームルーターは、工事が必要ありません。これは、移動通信システム(無線基地局を利用した電波による無線通信)を利用するためです。契約から最短即日、長くても数日以内にWi-Fiが利用できます。引越しの際に撤去する工事も不要なため、非常に便利です。契約後すぐにWi-Fiを利用したい方にぴったりといえるでしょう。

④本体が軽量で小さい

モバイルルーターは「ポケットWi-Fi」とも呼ばれる通り、本体が軽量で小さいため、持ち運びに便利です。また、1日からレンタルすることも可能で、旅行中にも活用できます。モバイルルーターの中には、重量が100g以下の小さいサイズの機種もあり、荷物が多くなりやすい旅行中でも、コンパクトなモバイルルーターを持ち運べば物がかさばりません。
モバイルルーターは国内旅行に限らず、海外旅行での活用もおすすめです。海外でも定額・無制限で利用できるWi-Fiをレンタルすれば、渡航中にWi-Fiを使用できるため通信量を気にせずにインターネットを利用できます。
持ち運びに便利なモバイルルーターですが、小型のため家で使用する際も場所を取りません。配線を考える必要もなく、コード周辺を気にせずにWi-Fiを利用できる点もメリットといえます。

モバイルルーターのデメリット

モバイルルーターのデメリット

モバイルルーターのメリットを4つ解説しましたが、料金が安く持ち運びができるなどの一方で、利用時にはデメリットも存在します。モバイルルーターを利用する際はどういった点に注意すべきなのか、それぞれ詳しく見てみましょう。

①回線の安定性

光回線は、通信の安定性が高くノイズにも強い特徴があります。一方のモバイルルーターは、光回線と比べると電波状況が安定しない点がデメリットです。
モバイルルーターは基地局と無線で通信を行うのが基本ですが、モバイルルーターの電波は壁やコンクリートを通過しにくい性質があります。また、水の影響も受けやすい特性から、使用する場所を選びます。電波が弱まると回線も安定しなくなり、通信速度も遅くなってしまうでしょう。動画やゲームなどを楽しむ場合、回線が不安定になると遅延が発生する可能性も高まります。
屋内でモバイルルーターを利用する際は、同じ建物内でも部屋によって電波状況が変化するため、モバイルルーターの使用時は電波状況に気をつけましょう。

②充電が必要

モバイルルーターは、バッテリーを内蔵することで持ち運べるようになっています。そのため、こまめなバッテリーの充電が必要です。スマートフォンと同様、充電がなくなればWi-Fiの使用ができなくなります。外で利用する際は、充電切れに注意するようにしましょう。
なお、スマホと同じく充電しながらの使用や、充電が100%になっているのに充電し続けることは、バッテリーの消耗を早めます。少しでも長持ちさせたいのであれば、インターネットを使用しないときは充電を切っておいたり、フル充電になったら充電をやめたりすることが重要です。さらに、モバイルルーターの画面の明るさを調整することも、バッテリーを長持ちさせることにつながります。

③通信制限がある

モバイルルーターは、月に使えるデータ容量が決まっています。
スマホで経験したことがある方も少なくないと思われますが、ネットの使い過ぎで月間データ容量を超えてしまうと、通信制限がかかり通信速度が低下するのです。月が変われば元通り使用できますが、それまでの間はインターネットを快適に利用できません。
光回線には通信量の制限がないため、モバイルルーターならではのデメリットといえるでしょう。毎日オンラインゲームをする方や動画サービスを見る方は、データ容量に気を付けながら使用しましょう。
なお、契約するプランによってはデータ容量無制限のものもあります。契約の際、自分はどの程度ネットを利用したいのか考えることが必要です。

④接続台数に制限がある

モバイルルーターはコンパクトに設計されているため、アンテナ数が少なく接続台数も少ない傾向にあります。
例えば、WiMAX用機器である「Speed Wi-Fi 5G X12」であれば、最大接続台数が16台です。一方光回線であれば、使用するWi-Fiルーターにもよりますが最大で250台ほど接続できるものもあります。
といっても、16台程度の接続が可能なのであれば、外での利用や一人暮らしでの利用ならばモバイルルーターで問題ないでしょう。
ただし、あまり多くの機器を同時接続すると、回線が混み合い各機器の通信速度が遅くなる恐れもあります。一人暮らしであっても、多くの機器でインターネットを使う方には不向きかもしれません。
また、自宅に固定のインターネット回線がなくモバイルルーターのみでネットを利用している場合、外出先にモバイルルーターを持って行っている間は家でのネット使用ができなくなります。家電をインターネットに接続している方は、外出先から家電を操作するといったことができなくなるため注意しましょう。

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まとめ

モバイルルーターとは、持ち運びができ、いつでもどこでもWi-Fiが使用できる機器のことです。一方、ホームルーターは据え置き型で、大きさや同時接続可能な台数、持ち運びができるかどうかが異なります。モバイルルーターとホームルーターは、ともに光回線やケーブルテレビと違って工事が不要なため、即日使える点も魅力です。
ただし、回線の安定性は光回線の方が優れています。また、モバイルルーターは充電が必要であったり、通信制限があったりする点がデメリットです。 モバイルルーターの利用を検討する際は、メリットとデメリット双方を考慮して選ぶようにしましょう。

  • 本記事の情報は2024年11月時点のデータに基づくものです。