光回線の乗り換え手順は?メリット・デメリット・注意点も紹介
公開日:2024/07/11

光回線を利用している方の中には、乗り換えを行ったらどのくらいお得になるのか、疑問に思っている方も多いでしょう。
光回線の乗り換えは一見大変そうに思えますが、実際には難しい手続きはありません。場合によっては、乗り換え元の違約金負担をしてくれるサービスや、工事の手間が省けるサービスも存在します。サービスによっては、費用を安く抑えるとともに、通信環境を改善し、より快適にインターネットを楽しめる可能性もあるので、ぜひ一度ご自宅の光回線の乗り換えを検討してみるのもおすすめです。
この記事では、光回線を乗り換える際のメリットやデメリットだけでなく、乗り換えの手順をタイプ別にご紹介していきます。お得に、そして便利に光回線を利用できるよう、光回線のメリット・デメリット、そして乗り換え手順などを詳しく見ていきましょう。
list目次
光回線を乗り換えるメリットは?

光回線に乗り換える際に感じられるメリットとして、主に以下の3つを挙げることができます。
- コスト削減ができる
- 通信環境が改善される可能性がある
- キャンペーンが利用できる
中でも、各社が提供しているキャンペーンに参加することができれば、乗り換えの際に本来かかるはずのコストをかけずに、お得に他者の光回線に乗り換えられる可能性があります。
ご自身が対象となるキャンペーンが展開されていないか、チェックしてみると良いでしょう。
コスト削減ができる
「毎月の家計を見直したい」「月々の固定費をできるだけ抑えたい」と思っている方には、光回線の乗り換えはぴったりです。光回線はマンションであれば4,000円前後、戸建てなら6,000円前後であることが一般的です。しかし、その料金体系は各プロバイダーによって異なり、同様のサービスであっても、月額費用が大きく違うこともあるのです。
光回線を利用している方の中には、電話回線は別の会社と契約している方もいるでしょう。このような方におすすめなのは、光回線と電話、テレビ、携帯電話などをまとめて一つの会社と契約することです。これによって、お得に割引やポイントバックを受けられるだけでなく、支払先がシンプルになるというメリットも受けられます。
通信環境が改善される可能性がある
現在利用している光回線が最新の通信方式であるIPv6未対応である場合、対応している光回線に乗り換えるだけで現在の通信環境が改善される可能性があります。
また、Wi-Fiには通信方式の他にも規格があり、現在はWi-Fi6という規格が最新です。使用しているルーターのWi-Fi規格が古いと、動画など通信に負荷がかかるコンテンツの場合に快適に視聴できないケースもあります。せっかく光回線を契約していても、スムーズにコンテンツを楽しめないのでは意味がありませんから、ルーターの性能が最新であるかどうかも見直しておく必要があるでしょう。
キャンペーンが利用できる
光回線を乗り換える際に気をつけておきたいのが、違約金についてです。通常、光回線を乗り換える場合には、乗り換え元で違約金が発生することが多くあります。
しかし、最近では、乗り換え先の回線でそれらの違約金を負担してくれる会社が多くあり、乗り換えのコスト面での障壁を感じることなく、乗り換えが可能なのです。
会社によっては、違約金のキャッシュでの負担がなくとも、ポイントバック、一定期間の割引などが利用でき、実質的に違約金に相当する特典を受けられるケースもあります。
ご自身が利用しやすいキャンペーンを探し、利用するかどうか判断すると良いでしょう。
光回線を乗り換えるデメリットは?

これまでメリットをご紹介してきましたが、光回線の乗り換えには以下の3つのようなデメリットも存在します。
- メールアドレスや電話番号が変更されてしまう
- 違約金を払わなければならないケースがある
- 工事費用を請求される場合がある
メールアドレスや電話番号が変更されてしまう
契約している光回線でメールアドレスを発行して使用している場合には、乗り換えを行うと継続して利用できなくなるケースがあります。これは光電話も同様で、電話番号が変わってしまう恐れもあります。
普段から利用しているメールアドレスや電話番号が変わることを周知するのは大きな負担ですから、事前に乗り換え元の会社に、メールアドレスや電話番号を継続して利用する方法がないか、確認しておくと良いでしょう。
違約金を払わなければならないケースがある
光回線の契約には契約期間が定められていることがあり、この契約期間内に乗り換えを行うと、違約金が発生します。
前述した通り、乗り換え先の会社が違約金を負担してくれるケースもありますが、中には万単位の違約金がかかる契約もあるため、事前に契約書を確認しておくと安心でしょう。
前提として、更新月に解約を行えば違約金の心配はないため、更新月を狙って光回線の乗り換えを行うという方法もあります。
工事費用を請求される場合がある
乗り換え元の回線会社と契約する際に工事を行っており、その工事費用を月々の料金と共に分割で支払っている場合、乗り換えの際に残高をまとめて請求される可能性があります。
もちろん、長期に渡って契約をしている場合は既に完済している場合もありますし、初月に一括で支払済の場合もあります。いずれにしても、契約を見直し、解約時に思いがけない出費が発生しないように気をつける必要があるでしょう。
光回線を乗り換える際に気を付けるべきこと

光回線を乗り換える際にはデメリットを受けないためにも、注意すべきポイントがあります。対処するのが難しいものはありませんが、うっかり忘れてしまいやすい細かい点もあるため、事前にひとつひとつチェックしておく必要があります。主な注意点は以下の4つです。
- 電話番号やテレビなどの付帯サービスについて確認しておく
- 違約金が発生することを忘れない
- 使用できなくなる期間に注意する
- 工事費用の有無を調べる
電話番号やテレビなどの付帯サービスについて確認しておく
光回線を契約する際、同時に光電話や、光テレビ、メールサービス、パソコンのセキュリティソフトウェアなどの付帯サービスも一緒に契約して利用している場合があります。これらのサービスは生活のインフラとして機能しており、もしも利用が止まってしまうと、大切な人に連絡が取れなかったり、毎日の娯楽が楽しめなかったりと、快適な暮らしに支障が出ます。
メールアドレスや電話番号は解約後にもう一度使用することができないため、行政サービスや銀行など、それらを登録していたサービスへの再登録手続きが必要になります。
これらの作業を行う必要がないよう、乗り換え元の会社でサービスを利用し続けられるか確認するか、他のメールアドレス、電話番号への切り替えを事前に済ませておくことが重要です。
違約金が発生することを忘れない
光回線を契約する際は、通常2年もしくは3年の期間で契約を行うことがほとんどです。違約金を払わずに乗り換えを行いたい場合、更新月に手続きを行う必要があります。
違約金はサービスによって異なり、契約期間が通常よりも短かったり、基本料金が安く設定されている代わりに違約金が高く設定されていたりする場合があります。
契約更新月を事前に調べておくことで、乗り換えの準備を同時並行で進め、シームレスに移行を行いましょう。
使用できなくなる期間に注意する
一度でも光回線を契約したことがある方であれば、覚えがあるかも知れませんが、光回線の開通には一定の時間がかかります。これは、工事や手続きに時間が必要なためで、乗り換えの際にも同様のことが言えます。
このため、乗り換え元のサービスを先に解約すると、新たな回線のサービスがスタートするまでの間、光回線を使用できない空白期間が生まれてしまいます。
これを防ぐためには、乗り換え元の解約よりも前に乗り換え先の契約を進め、空白期間が生まれないように乗り換え元の解約時期を検討するのがおすすめです。
工事費用の有無を調べる
前述した通り、光回線の工事費用は月額費用の中に組み込まれて分割払いになっているケースがあります。工事費用は数万円かかる場合が多く、完済していない場合は解約時に残高を全て支払わなくてはなりません。
何回払いで支払っているかにもよりますが、仮に1年で光回線を乗り換えたとすると、12回払いであれば支払いが完了していますが、24回払いをしていた場合、半分ほどしか支払いを終えていないことになります。
違約金であれば解約のタイミングによって支払いを避けることができますが、工事費用は払い終える必要があるため、残高の状況把握と、乗り換え先のキャンペーンを併せてチェックしておく必要があります。
タイプ別の光回線の乗り換え手順

ここからは、光回線の乗り換えを行う際の手順を解説していきます。
光回線にはいくつかタイプがあり、それらのタイプごとに乗り換えの手順も異なります。
今回は乗り換え先が「光コラボ」の場合に、現状の契約内容別にどのような手順が必要となるかをご紹介します。
まずは、「新規契約」「事業者変更」「転用」のうち、どの手続きが必要となるかを把握しておきましょう。
現状の契約 (乗り換え元) |
乗り換え先 | 必要な手続き | 工事が必要か | 乗り換えにかかる期間 |
---|---|---|---|---|
独自の回線 (CATVなど) |
光コラボ | 新規契約 | 基本的に必要 | 2週間〜 |
光コラボ | 事業者変更 | 基本的に不要 | 1週間〜 | |
フレッツ光 | 転用 | 基本的に不要 | 1週間〜 |
- 光コラボ(光コラボレーションモデル)とは、NTTのフレッツ光回線を借り受けた光コラボ事業者が自社のサービスとして提供する光回線のことを指します。
どのタイプであっても、乗り換えの手順はシンプルです。これまで乗り換えの最初の一歩が踏み出せなかった方も、これを機に手順について把握しておきましょう。
新規契約(独自回線から光コラボへの乗り換えの場合)
これまで独自回線を利用していた方や、電話回線を利用してインターネットに接続していた方は、「新規契約」を行う必要があります。
新規契約では新たに光回線の工事を行う場合が多いため、工事のスケジュール調整から始める必要があります。
- 光コラボの申込みを行い、工事のスケジュール調整を行う
- 乗り換え元を解約する
- 光回線の工事を行い、接続設定を行う
- 乗り換え元でレンタルしていたデバイスを返却する
光回線に伴う工事は、申込んですぐには行われず、平均すると2週間、長ければおよそ2ヶ月間も待つことがあります。
乗り換え元の更新月に合わせて新規契約を行うためには、更新月の少なくとも2ヶ月前には申込みを行い、工事の日程を確定させておきましょう。
事業者変更(光コラボから光コラボへの乗り換えの場合)
現在光コラボを契約しており、新たに別の光コラボを利用する場合は、「事業者変更」という手続きが必要になります。事業者変更では原則として工事は不要で、少ない手順で乗り換えが可能です。
- 現在利用している光コラボのサービスで事業者変更承諾番号を発行する
- 乗り換え先の光コラボを申し込む
- 手続きが完了し次第、乗り換え先の光回線に自動的に乗り換えが行われる
- 乗り換え元でレンタルしていた機器を返却する
事業者変更承諾番号という聞き馴染みのない言葉が出てきましたが、これは乗り換え元の会社に問い合わせたり、ホームページのアカウントから簡単に発行したりすることができます。有効期限は15日以内に限られているため、注意が必要です。
事業者変更では自動的に乗り換え先に回線が切り替わるため、特にご自身で行う設定はありませんが、レンタルしていた機器を返却する必要は生じます。追加料金が発生しないよう、返却期限までに必ず返却作業を終わらせておきましょう。
転用(フレッツ光から光コラボへの乗り換えの場合)
現在利用しているサービスがフレッツ光である場合、光コラボへの乗り換えは「転用」という手続きになります。光コラボに必要な設備はフレッツ光と同様であるため、こちらも原則として工事は必要ありません。
- フレッツ光の転用承諾番号を発行する
- 乗り換え先の光コラボを申し込む
- 乗り換え元のフレッツ光を解約する
- 手続きが完了し次第、乗り換え先の光回線を利用できる
転用承諾番号は、乗り換え先の光コラボを申込む際に必要な番号で、フレッツ光に問い合わせることで簡単に取得することができます。転用承諾番号には15日以内という有効期限があるため、乗り換えは迅速に行う必要があります。
なお、実際の回線の切り替えは乗り換え先の会社が行ってくれるため、ご自身で作業をする必要はありません。
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この機会に、ぜひ乗り換えを検討してみましょう。
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まとめ
ここまで、光回線の乗り換えを行う際のメリットやデメリット、そして注意点と具体的に乗り換える際の手順を解説してきました。
一般的に、サービスの乗り換えには煩雑な手続きとコスト負担が必要なものです。しかし、ご紹介した通り、光回線の乗り換えでは、難しい手続きはあまり無いうえ、工夫次第でコスト負担も最小限に抑えることが可能です。
ぜひ、@T COM(アットティーコム)の光回線に乗り換えて、快適な生活をスタートしてみてはいかがでしょうか。