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光回線をマンションで使う方法は?確認方法、流れ、注意点を紹介

公開日:2024/06/18

光回線をマンションで使う方法は?確認方法、流れ、注意点を紹介

光回線が普及している昨今では、一戸建てだけでなくアパートやマンションなどでも光回線を利用している方が多くいます。また、「引っ越し先のマンションでは、光回線で高速インターネットを楽しみたい」と考えている方もいるでしょう。しかし、マンションなどの集合住宅に光回線を導入する場合には、いくつか確認しなければならない点があるのです。
この記事では、光回線をマンションで使うための確認方法や流れ、注意点などを紹介します。

マンションで光回線が使えるかの確認方法

マンションで光回線が使えるかの確認方法

不動産の物件情報には、「インターネット対応」や「インターネット完備」など、回線の導入状況が掲載されていることが多いですが、インターネット対応と表記されていても、光回線が導入されているとは限りません。
光回線が導入されているか、もしくは光回線の配線工事を行えるかどうか、不動産管理会社または大家さんに事前に確認しましょう。

「インターネット対応」と記載があるマンションの場合

「インターネット対応」と記載されている場合は、マンションの共用スペースまでインターネット回線の配線工事が完了していることを意味します。つまり、インターネットには対応しているが、部屋まで回線が引き込まれていないため、インターネットを利用したい場合は自身でプロバイダー(回線業者)に申し込み、部屋まで配線工事をする必要があります。
なお、もし「光ファイバー対応」と記載されていれば、マンションの共用部分までの光回線の工事が完了している状態を意味していますので、インターネット同様、自身でプロバイダ(回線業者)に申込む必要があります。

「インターネット完備」と記載があるマンションの場合

「インターネット完備」と記載されている場合は、各部屋までインターネット回線がつながっていることを意味します。そのため、配線工事が必要なく、パソコンやスマートフォンなどですぐにインターネットを利用できるでしょう。
しかし、「インターネット対応」と同様に、インターネット完備であっても光回線が引かれていない場合があるため、確認が必要です。
インターネットが完備されている物件には、月々のインターネット利用料が無料のマンションもありますが、その分賃料が高くなっているケースもあります。
また、通信速度や安定性に不満を感じ、個別で回線を契約し直す方もいるそうです。

何も記載がないマンションの場合

インターネットについて何も記載がないマンションでは、光回線を導入できない場合があります。光回線の引き込み工事に対応しているか、不動産管理会社に確認しましょう。
または、マンションが建設されている地域が光回線を利用できるエリアであるのか、Web検索で調べることも可能です。

インターネット対応の場合

インターネット対応の場合

ここでは、マンションが「インターネット対応」の場合に、確認すべき内容を解説します。
工事をスムーズに進めるために、しっかり把握しておきましょう。

光回線の工事がどこまで行われているかを確認する

マンションのインターネットが光回線に対応している場合、光ファイバーの引き込み工事がどこまで行われているかを確認しましょう。

マンションで行う光回線の工事内容は、以下の通りです。

  • マンションの共用スペースまで光ファイバーを引き込む
  • 共用スペースまで引き込まれた光ファイバーを、各部屋まで引き込む
  • 室内に光コンセントを設置する

光回線を申し込む前に、工事がどの段階まで完了しているかを確認すると、手続きがスムーズです。
そのため、マンションを管理する不動産管理会社、または大家さんに問い合わせましょう。
なお、部屋に光コンセントが設置されていることを確認できれば、インターネットを早く利用できる可能性があります。なぜなら、光回線の開通工事に立ち会う必要がなく、手続きの過程を短縮できる場合があるからです。
光回線を申し込む際は、光コンセントが設置されているかどうかを確認しましょう。

配線方式を確認する

光配線方式
光配線方式は、電信柱からマンション各部屋まで、光ファイバーケーブル(光回線)のみを使用して接続する方式です。
各部屋には、ONU(回線終端装置)と光コンセントを設置します。
光コンセントが設置されていない部屋には、光回線の工事が必要です。
配線方式の中で通信速度が最も速いといわれており、現在多くのマンションで使用されています。
VDSL方式
VDSL方式は、電信柱からマンションの共用スペースまでを光ファイバーケーブル(光回線)、共用スペースから各部屋までをメタルケーブル(電話回線)を使用して接続する方式です。
各部屋には、VDSL集合装置を設置します。
通信速度が最大で50~100Mbpsと、配線方式の中で最も速度が遅い仕組みです。
LAN配線方式
LAN配線方式は、電信柱からマンションの共用スペースまでを光ファイバーケーブル(光回線)、共用スペースから各部屋まではLANケーブルを使用して接続する方式です。
各部屋にLANケーブルの差し込み口が設置されており、LANケーブルを接続するとパソコンがインターネットにつながります。
入居者全員で一つの光回線を共有するため、インターネットの利用者が多い時間帯は、通信が不安定になることがあります。
なお、LAN配線方式を採用しているマンションは、他の方式に比べて少ない傾向です。

インターネット完備の場合

インターネット完備の場合

ここでは、「インターネット完備」のマンションにおける工事の流れを見てみましょう。
インターネット完備のマンションでは、工事が不要な場合と必要な場合があります。手続き方法や工事費用などが異なるため、注意が必要です。

工事が不要な場合の流れ

光コンセントが室内に設置されている場合は、工事業者が家に来ない「無派遣工事」を行います。
プロバイダからインターネット開通に必要な機器が送られるため、自身で接続作業を行いましょう。

自身で光回線を設置する手順は、以下の通りです。

  • プロバイダへ契約を申し込む
  • 回線の開通日を確認する
  • プロバイダから送られるONU(光回線終端装置)を受け取る
  • コンセントにONUのACアダプターを接続する
  • ONUと光コンセントを接続する
  • ルーターまたはONUと、パソコンやスマートフォンなどの通信機器を接続する

無派遣工事は、開通工事の予約が不要なため、開通までスムーズに進みます。

工事が必要な場合の流れ

工事が必要な場合の流れは、以下の通りです。

  • プロバイダへ契約を申し込む
  • 開通工事の日程を決める
  • 工事の実施(契約者の立ち合いが必要)

開通工事の実施日は、光回線を申し込んでから約2~4週間、混雑時にはそれ以上かかることもあります。できるだけ早めに工事を予約しましょう。
また、工事の際は立ち合いが必要ですが、すぐにインターネットを使える状態まで設定してもらえます。
なお、開通工事にかかる費用は、約1万5,000円~2万円が目安です。
プロバイダによっては、キャンペーンで工事費用が割引されたり、費用を分割で支払えたりします。初期費用を抑えたい方は、各プロバイダの特典をチェックしましょう。

光回線が導入されていない場合

光回線が導入されていない場合

光回線がマンションに導入されていない場合は、開通工事が行えるかを不動産管理会社に確認しましょう。

光回線が導入できないマンションの例を、以下に挙げました。

  • マンションの所在地が光回線の対応エリアに該当していない
  • 光ファイバーケーブルの引き込みができない

不動産管理会社から光回線の導入が許可される場合は、光回線提供エリアの確認が必要です。
また、光回線の導入が許可されなかった場合は、他の回線を検討しましょう。

プロバイダの対応エリアの確認が必要

不動産管理会社から許可されたら、プロバイダへ光回線の提供エリアを問い合わせましょう。
都市部は提供されている場合がほとんどですが、一部の地方では光回線に対応していないエリアがあります。
そのため、マンションの所在地が光回線に対応しているか、申し込む前に必ず確認しましょう。
なお、光回線の提供エリアは、各プロバイダの公式Webページや、電話での問い合わせにて確認可能です。

光回線の許可が出なかった場合

不動産管理会社から許可されなかった場合は、インターネットの利用を光回線以外で検討する必要があります。
なお、マンションタイプの光回線が導入できなくても、戸建てタイプであれば導入できるケースがあるようです。
どうしても光回線を利用したい方は、別のプランで対応可能かをプロバイダに問い合わせましょう。

マンションで光回線を契約したい場合の注意点

マンションで光回線を契約したい場合の注意点

マンションなどの集合住宅では、光回線を引き込む際にトラブルが発生しやすいため、注意が必要です。
トラブルが発生すると、工事がスムーズに進まなかったり、場合によっては工事を中止せざるを得なかったりすることもあるでしょう。
ここでは、マンションで光回線を契約した場合の注意点を紹介します。

必ず不動産管理会社に許可を取ってから光回線の工事を進める

光回線の開通工事では、マンションに光ファイバーケーブルを引き込むために、部屋の壁に穴を開けなければならない場合があります。
穴開け工事をする際は、工事業者から壁に穴を開けてもよいか確認されますが、契約者が不動産管理会社に確認せず工事を進めてしまうと、トラブルに発展しかねないでしょう。
穴開けやビス止めなど、原状回復が難しい工事を許可していない大家さんは多くいます。
また、穴開けをしなくても、工事によってマンションの外観が変化することをよく思わない大家さんもいるようです。
プロバイダは、許可を取らずに工事を実施できないため、手続き途中で発覚した場合は中断しなければなりません。
壁に穴を開ける・開けないにかかわらず、光回線の開通工事を行う際は、必ず許可を取りましょう。

マンションの退去時に光回線を撤去しなければならない

マンションの入居時に光回線が導入されておらず、入居者が新たに光回線を引き込んだ場合、退去時に光回線を撤去しなければならないケースがあります。
多くの賃貸物件の契約内容には、「借主は、契約終了時に物件の原状回復をして退去しなければならない」と決められていますが、光回線も同様です。
ただし、大家さんに相談し、光回線を撤去していない状態で退去できる場合もあります。
自身で光回線を導入したマンションを退去する際は、光回線の撤去について大家さんに相談してみましょう。

なお、光回線の撤去工事は、契約中のプロバイダに申し込む必要があります。
撤去工事を申し込んでから工事の実施まで、数週間~1か月以上かかることもあるため、退去日に間に合うよう早めに手続きしましょう。

引っ越しする場合は光回線の移転手続きが必要

引っ越し時には、光回線の移転や解約手続きが必要ですが、プロバイダによっては移転費用や解約金が発生します。
移転・解約に関する詳細は、契約時の書類に記載されているため、事前にチェックしましょう。加えて、移転先が光回線の提供エリアに該当するか、契約内容の変更が必要ないかなども、確認が必要です。
毎回引っ越しする際に、移転費用を支払ったり回線の解約手続きをしたりするのは、手間や金銭的な負担が大きくかかります。
そのため、引越しの可能性がある場合は、あらかじめ移転費用や解約金の負担が少ないプロバイダを契約しておくと安心です。
また、引っ越しはインターネット回線を見直す機会にもなるため、月額費用や回線速度など、より快適に利用できるプロバイダがないか確認してみましょう。

マンションタイプの光回線が遅い場合の対処方法

マンションタイプの光回線が遅い場合の対処方法

「マンションタイプの光回線は遅い」という意見を見聞きしたことがあるかもしれません。しかし、その原因と対策を知れば、中には解決できるケースもあります。
速度や安定性の改善をするには、「IPv6 IPoEで接続する」「Wi-Fiルーターを見直す」ことが重要です。どちらもプロバイダが根本原因にあるため、光回線を乗り換えできればよりスムーズに解決できるでしょう。
「IPv6 IPoEで接続する」「Wi-Fiルーターを見直す」この2つの解決法について、詳しく解説します。

IPv6 IPoEで接続する

現在は光回線を利用する場合、多くは「IPv4 PPPoE」という方式でインターネットに接続します。IPv4 PPPoEは標準的な接続方式ではありますが、トラフィック集中によって通信速度が低下しやすいデメリットがあります。
対して、新しい接続方式である「IPv6 IPoE」はネットワーク終端装置を経由しないため、通信速度が安定しているのが特徴です。
IPv6 IPoEはプロバイダやルーターが対応していなければ利用できません。事前に、契約しているプロバイダがIPv6 IPoEに対応しているか確認しておきましょう。

Wi-Fiルーターを見直す

利用しているWi-Fiルーターの性能によっては、光回線の本来の速度が発揮できない場合があります。Wi-Fiルーターは機種によって処理能力や電波強度などの仕様が違うため、通信速度の限界も異なるのです。
また、Wi-Fiには複数の規格が存在し、規格によって最高通信速度が異なるため、古いWi-Fiルーターでは低速な規格にしか対応していないことがあります。
新しい通信規格に対応する機種に買い替えることで通信速度が改善される可能性がありますので、買い替えの際にはIPv6 IPoEにも対応しているものを選びましょう。

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@T COM(アットティーコム)ヒカリではシンプルな料金プランを採用しています。
月額料金(2年バリューパック)はマンションタイプで4,180円。(税込)、ファミリータイプ5,610円(税込)とお手頃価格。
もちろん「IPv6 IPoE」にも対応しているため、快適なインターネット接続をご利用いただけます。ぜひ@T COM(アットティーコム)ヒカリのご利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

マンションで光回線を利用したい場合は、まず不動産会社に確認してみることをおすすめします。「インターネット対応」や「インターネット完備」などの案内があるはずです。
インターネット対応となっていても、光回線が使えるかどうかは別の問題になります。そのため、どの段階まで引き込み工事が完了しているかを確認すべきでしょう。その後の工事の手配などがスムーズになります。
光回線を利用する際にはさまざまなハードルがあるため、一つひとつを明確にしていき、スムーズな導入を目指しましょう。