光回線とは?他の回線との違いは?種類、メリット、デメリット、選び方のコツを紹介
公開日:2024/07/11
テレワークや動画視聴など、日常生活でインターネットを利用する頻度が高くなっている中、光回線の契約を検討されている方も多いでしょう。しかし、「そもそも光回線とは」「Wi-Fiと何が違うのか」と疑問が出てくるかもしれません。契約時に失敗しないためにも、光回線を正しく理解することが大切です。
この記事では、光回線の特徴や他の回線との違い、メリット・デメリットに加えて光回線の選び方のコツを紹介します。
list目次
光回線とは何か?
光回線とは、光ファイバーと呼ばれるケーブルを利用した通信回線のことです。光ファイバーは、石英ガラスやプラスチックで構成される特殊なケーブルで、通信に使用する光を伝送します。外部から電磁波の影響を受けづらいため、回線速度が高速かつ安定していることが特徴です。
近年では、テレワークやネットゲーム、動画など、自宅でインターネットを使う機会が多くあります。光回線は、大容量のデータも快適に通信できるため、仕事面と生活面どちらにおいても利便性が高まるでしょう。
光回線とWi-Fiは何が違う?
光回線とWi-Fiの特徴をそれぞれ見ていきましょう。
光回線は、通信に光ファイバーを利用する有線の通信方式のことです。
一方、Wi-Fiとは、インターネット回線と端末を無線でつなぐ通信技術のことであり、光回線を引けない環境でも、電波が届く距離であればインターネットを利用することができます。
つまり、光回線はインターネット回線の通信方式を指し、Wi-Fiは回線と端末をつなぐ通信技術を指しているのです。
なお、Wi-Fiについては、こちらの記事で詳しく解説しております。ぜひ併せてご覧ください。
Wi-Fiとは?できること、規格、メリットを初心者向けに分かりやすく解説!
光回線とモバイルルーター(モバイル回線)は何が違う?
次に、光回線とモバイルルーターの違いはどうでしょう。
モバイルルーターとは、持ち運びが可能なインターネット通信機器のことです。小さなサイズで携帯しやすいため、図書館やカフェなど場所を問わずインターネットに接続できます。また、インターネットの開通工事が必要ありません。一方、光回線は建物内に光ファイバーを引き込み、有線LANケーブルや光回線用のルーターを使用するため、持ち運びができません。
ちなみに、その他の回線の種類には、CATVやISDNなどがあります。CATV(ケーブルテレビ)とは、同軸ケーブルと光ファイバーを併用し、電気信号を伝送する通信方式です。月額料金はCATVの方が安価ですが、光回線より通信速度が出にくい傾向があります。
また、ISDNは、電話回線を使ったインターネット回線です。通話品質が良く盗聴されにくく、ビジネスに向いている電話回線ですが、通信速度は最大64kbpsと遅いため、インターネットのWebページを開くことは難しいでしょう。
光回線とADSLは何が違う?
光回線とADSLは、どちらもインターネット回線の種類ですが、通信速度や安定性が異なります。
ADSLとは、電話回線(メタルケーブル)を利用してインターネットを通信する回線です。通信に電気信号を用いるため、物理的な距離の問題が生じ、通信に影響が出やすい特徴があります。
一方、光回線は通信に光信号を用いるため、物理的な距離の影響をほとんど受けずに、安定したインターネットを利用できます。
なお、光回線の最大通信速度(理論値)がおおよそ100Mbps~10Gbpsであるのに対し、ADSLの最大通信速度は、おおよそ1.5Mbps〜50Mbpsと大きく劣っています。
光回線がおすすめのユーザーは?
光回線がおすすめのユーザーは以下の通りです。
- 光回線がおすすめ
-
- オンラインゲームや動画などの大容量のデータを通信したい
- 高速かつ安定したインターネットで、快適な通信環境を整えたい
- 光電話を利用したい
データ量や通信制限を気にせず、高速通信を利用したい場合は、光回線がおすすめです。
ちなみにモバイルルーターは、以下のようなユーザーに向いています。
- モバイルルーターがおすすめ
-
- 外出先でパソコンを使いたい
- 自宅と外出先どちらでも使えるインターネットを契約したい
- スマートフォンの通信容量を節約したい
光回線よりも通信速度は劣りますが、場所を気にせず通信したい方におすすめです。
ADSLは、2024年3月31日にサービス完全終了しているため、他の通信回線の契約をおすすめします。
光回線のメリットとは?
光回線にはさまざまなメリットがあります。光回線の普及以前によく使われていたADSLと比べると、圧倒的な速度の違いや、距離による影響を受けづらいといった特徴があります。
では、光回線のメリットについて詳しく見てみましょう。
通信速度が速く安定している
光回線は、通信速度が速く、安定しています。
各回線の平均通信速度を、以下の表で比較しました。
回線 | 下り(ダウンロード速度) | 上り(アップロード速度) | Ping値 |
---|---|---|---|
光回線 | 369.3Mbps | 370.4Mbps | 27.2ms |
モバイルルーター | 80.3Mbps | 20.7Mbps | 86.0ms |
CATV(ケーブルテレビ) | 245.4Mbps | 47.3Mbps | 41.0ms |
ADSL | 26.9Mbps | 13.0Mbps | 59.6ms |
参考:みんなのネット回線速度
通信速度(Mbps)は、数字が大きいほど通信が速いことを表します。また、Ping値は通信の応答速度を表し、数字が小さいほどタイムラグが少ないという意味です。
光回線は、他の回線より通信速度が速くPing値が低いため、より快適にインターネットを利用できます。
通信容量が無制限に利用できる
光回線は、インターネット通信を無制限に利用できます。
モバイルルーターやホームルーターの場合、「無制限」と謳っているサービスでも、短期間に大量のデータ通信を行うと、通信速度の規制がかかる場合があります。そのため、テレワークやオンラインゲームなど、インターネットを毎日利用する方には、制限のある通信サービスは不向きと言えるでしょう。
一方、光回線は通信速度の規制がなく、完全に無制限でインターネットを利用できます。
Wi-Fiルーターで無線接続も可能
光回線が開通すると、ONU(光回線終端装置)という機器が提供されます。ONUとWi-FiルーターをLANケーブルで接続すると、Wi-Fi接続が利用できるのです。これにより電波の範囲内で複数台が無線接続できるため、家族全員でインターネットを楽しめるでしょう。
光回線のデメリットとは?
では、光回線にはデメリットはあるのでしょうか。固定回線全体に当てはまるものではありますが、工事が必要であること、外出先で利用できないことの2点を解説します。
利用するには工事が必要
光回線を利用するには、インターネットの開通工事が必要です。光ファイバーを電柱から自宅まで引き込み、屋内の機器へとつなげます。
工事の際は、外壁に穴を開けるケースもあるため、賃貸物件に住んでいる方は事前に管理人への確認が必要です。また、工事の予約状況によっては、すぐに対応できないことがあります。
開通するまで時間がかかる場合もあるため、早めに申し込み手続きを進めましょう。
外出先で利用できない
光回線は、自宅に光ファイバーを引き込むことで利用できる固定回線です。そのため、持ち運びはできず、自宅以外では利用できません。
また、Wi-Fiルーターを設置して無線接続を可能にしても、つながるのは電波が届く範囲内のみです。自宅にいる時間が短い人や、外出先でインターネットを利用することが多い人には、光回線はおすすめできないでしょう。
光コラボとは?
光コラボとは、光コラボレーションモデルの略称で、NTT東日本とNTT西日本から光回線を借り受けた他社が、光回線を提供するサービスのことです。携帯キャリアやプロバイダーなどの電気通信事業者(光コラボ事業者)が、光回線と独自のオプションサービスを組み合わせて販売します。
光コラボとフレッツ光の違いを、以下の表にまとめました。
フレッツ光 | 光コラボ | |
---|---|---|
基本料金 | 6,000円以上 | 5,000円前後 |
平均通信速度 | 下り:250.82Mbps 上り:247.32Mbps Ping値:19.73ms |
下り:340.31Mbps 上り:247.89Mbps Ping値:16.16ms |
割引 | なし | スマホとセット割引 |
参考:
みんなのネット回線速度
@T COM(アットティーコム)ヒカリの速度測定結果(実測値)
光コラボのメリット
光コラボのメリットは、フレッツ光よりも月額料金が安いことです。金額はプランや事業者によって異なりますが、数百円前後お得になるケースがあります。
フレッツ光には、通常の月額利用料金に加えて、プロバイダー月額利用料が必要です。月額利用料金のみを比較すると、フレッツ光の月額料金が安く見えますが、合算して比較すると光コラボが安くなります。
また、多くの事業者がキャッシュバック特典を提供していることもメリットの一つです。申し込み時に条件を満たすと、指定の銀行口座に現金がキャッシュバックされたり、基本料金を数か月割引したりなど、事業者によってさまざまな特典が用意されています。
光コラボのデメリット
一方、デメリットには、通信速度が遅くなる場合があることが挙げられます。光コラボの回線はフレッツ光を利用しているため、どの事業者でも速度の理論値は変わりません。しかし、実際に光コラボへ乗り換えると、事業者によって通信速度が異なるケースもあります。要因の一つとして、利用者が多いことで回線が混み合っていることがあるようです。
また、回線の乗り換えにより事業者が変わると、乗り換え前の回線サービスで貯めていたポイントが失効する場合もあります。光コラボに乗り換える際は、貯まっているポイントを確認し、失効前に活用するとよいでしょう。
光回線なら@T COM(アットティーコム)ヒカリ
光回線を契約するなら、光コラボの@T COM(アットティーコム)ヒカリがおすすめです。@T COM(アットティーコム)ヒカリは、NTT東日本・西日本が提供する光回線を使用しているため、高品質な回線をご利用いただけます。
また、@T COM(アットティーコム)ヒカリでは、NTT光回線とプロバイダーの料金をまとめてお支払いできるため、お支払いの手間がかかりません。
さらに、ヒカリ電話やテレビオプション、リモートサポートなど、@T COM(アットティーコム)ならではの充実したオプションサービスもお得に利用できます。
光回線導入までの流れ
@T COM(アットティーコム)に入会する場合を例にとり、光回線導入までの流れを紹介します。
- 資料請求または@T COM(アットティーコム)へ電話をする
- @T COM(アットティーコム)で提供エリアの調査、結果の連絡を受ける
- @T COM(アットティーコム)ヒカリの申し込み手続きをする(HPまたは電話)
- 工事日日程の連絡を受ける
- 「登録完了のお知らせ」を受け取る
- 光回線開通工事を行う
- ご利用開始
フレッツ光回線を利用中で、別のプロバイダーから@T COM(アットティーコム)に乗り越える場合の、光回線導入までの流れを紹介します。
- @T COM(アットティーコム)ヒカリへ申し込む
- 「登録完了のお知らせ」を受け取る
- NTTから確認の連絡を受ける
- ご利用開始
まとめ
光回線とは、光ファイバーを使った通信回線のことです。通信速度や安定性に優れており、大容量のデータ通信も快適に行えます。自宅でインターネットを利用することが多く、家族など複数人で使いたい方におすすめです。
光回線は、光コラボを契約するとお得にご利用になれます。フレッツ光よりも月額費用を安く抑えられ、豊富な特典を受けられます。
お得に高品質な光回線を利用したい方は、@T COM(アットティーコム)ヒカリをご検討してみてはいかがでしょうか。
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