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ケーブルテレビのネット回線と光回線の違いとは?それぞれのメリット・デメリットを解説します

公開日:2024/07/11

ケーブルテレビのネット回線と光回線の違いとは?それぞれのメリット・デメリットを解説します

家庭で使用される主な固定インターネット回線は、ケーブルテレビと光回線の2種類です。
これらの回線は、接続の仕組みや速度などさまざまな違いがありますが、その内容について詳しく知らないという方は多いのではないでしょうか。
本記事では、インターネット回線のケーブルテレビと光回線の違いを解説し、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。自宅の固定回線について検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

ケーブルテレビのネット回線と光回線の違い

ケーブルテレビのネット回線と光回線の違い

ケーブルテレビのネット回線と光回線の大きな違いは「仕組み」と「通信速度」です。
一般的に光回線の方が通信速度は速く、安定しているといわれています。しかし、実際の通信速度にどれほどの違いがあるのでしょうか。
ここでは主要な2つの違いのほか、それぞれの料金やサービス内容の特徴についても紹介します。

①仕組み

ケーブルテレビとは、地上波放送やBS放送などさまざまな番組を大型アンテナで受信し、各家庭に番組を配信するサービスのことです。日本最大手のケーブル会社はJ:COM株式会社なので、現在ではケーブルテレビ=J:COMと認識している方も多いのではないでしょうか。
ケーブルテレビでインターネットに接続する場合、同軸ケーブルと光ファイバーケーブルを組み合わせて使用します。放送局から各家庭付近までは光ケーブルで信号を送りますが、その先は「同軸ケーブル」を使用して、テレビの信号とインターネットの信号を家庭まで届けます。同軸ケーブルは主に映像を流すために使われるものです。

②通信速度

通信速度とは、1秒間に送受信できるデータ量を指します。単位は「bps」で、bits per secondの略です。通信速度は上り下りで表現され、「上り」は送信時の速度、「下り」は受信時の速度を表します。
一般的にケーブルテレビよりも光回線の通信速度の方が速いといわれていましたが、近年ではさまざまな技術により、ケーブルテレビの同軸ケーブル回線でも高速通信が可能になっています。
一般的なケーブルテレビ回線の場合、下りは最大1Gbps(1000Mbps)、上りは最大100Mbpsです。ただし1Gbpsに対応していないエリアやマンションの場合、下り最大320Mbps、上り最大10Mbpsの回線となる場合があります。なお最新規格では下り最大10Gbps(10000Mbps)も実現可能です。
一方、一般的な光回線は下り・上りともに最大1Gbps(1000Mbps)です。最近では10Gbps(10000Mbps)の光回線も登場しており、さらなる高速化が進んでいます。

実際の速度は?

みんなのネット回線速度」の情報を参考に、実際の通信速度を紹介します。
代表例としてケーブルテレビはJ:COM NET、光回線はNTTフレッツ光やauひかりの平均速度をまとめました。

  下りの平均速度(ダウンロード) 上りの平均速度(アップロード)
J:COM NET 311.05Mbps 51.86Mbps
NTTフレッツ光(フレッツ光ネクスト) 259.57Mbps 258.32Mbps
NTTフレッツ光(フレッツ光クロス) 1035.13Mbps 1424.74Mbps
auひかり 508.69Mbps 533.49Mbps

結果、ケーブルテレビ回線のJ:COMと、NTTフレッツ光(フレッツ光ネクスト)は、下りの平均速度ではややJ:COMの方が速いという結果になりました。一方、上りの速度ではケーブルテレビよりも光回線の方が5倍ほど高速になっていました。
なお、光回線でもサービスによっては500Mbpsや1000Mbpsを超える結果が出たものもあります。フレッツ光クロスはフレッツ光ネクストよりも上位のプランで、理論値では最大10Gbps(10000Mbps)の高速通信が可能です。
参考:みんなのネット回線速度(2024年5月15日のデータ)

③料金・サービス内容

ケーブルテレビと光回線では、料金やサービス内容も異なります。J:COMやNTTフレッツ光、auひかりの料金を比較してみましょう。

  200Mbps 320Mbps 1Gbps 10Gbps
J:COM プラン名:スマートお得NET 320
月額料金:4,708円
プラン名:スマートお得NET 1G
月額料金:5,258円
プラン名:J:COM NET光(N)10G
月額料金:6,886円
※ケーブルテレビ回線ではなく光回線
NTTフレッツ光(フレッツ光ネクスト) プラン名:フレッツ 光ネクスト
マンション・ハイスピードタイプ
月額料金:3,135円
プラン名:フレッツ 光ネクスト
マンション・ギガラインタイプ
月額料金:3,355円
NTTフレッツ光(フレッツ光クロス) プラン名:フレッツ 光クロス
月額料金:6,050円
auひかり プラン名:マンション ギガ:auひかり マンション
月額料金:4,455円
  • 料金は全て税込
  • 割引期間終了後の通常料金を記載
  • 本記事の情報は2024年6月時点のデータに基づくものです。

参考:JCOMNTTフレッツ光auひかり

全体的に光回線のNTTフレッツ光が料金は安く、ケーブルテレビのJ:COMはやや高めとなっていました。

ケーブルテレビのネット回線と光回線の違いまとめ

ケーブルテレビのネット回線と光回線の違いは以下の通りです。

  ケーブルテレビ 光回線
プラン名 スマートお得NET 1G フレッツ 光ネクスト
マンション・ギガラインタイプ
月額料金(通常料金) 4,708円 3,355円
通信速度(平均) ダウンロード速度(下り) 311.05Mbps 259.57Mbps
アップロード速度(上り) 51.86Mbps 258.32Mbps
インターネット通信で使われるケーブル 同軸ケーブルと光ファイバーケーブル 光ファイバーケーブル
  • 料金は全て税込

参考:みんなのネット回線速度(2024年5月15日のデータ)

ケーブルテレビのネット回線のメリット・デメリット

ケーブルテレビのネット回線のメリット・デメリット

ケーブルテレビのネット回線にはメリットとデメリットが存在します。アンテナが必要ないことによるメリットがある反面、通信速度の面やエリアによる事業者の制約があるといったデメリットに注意しなければなりません。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

ケーブルテレビのメリット

1. 光回線に対応していない地域でも利用可能
山間部や沿岸部といった光回線の設備が整っていない地域に住んでいる場合、光回線の契約はできません。しかし、ケーブルテレビ回線であれば契約できるケースもあるでしょう。もともとケーブルテレビは、電波の悪い地域向けに始まったサービスといわれています。
2. アンテナが必要なく、さまざまなテレビ番組を視聴可能
ケーブルテレビのネット回線を契約する際、オプションでテレビサービスへ加入もできます。サービスに加入すると、ケーブルテレビ提供エリアに特化したローカルチャンネルを視聴できるため、地域の情報を知りたい方におすすめです。
また、アンテナを設置せずに視聴できるのもメリットといえます。これはケーブルテレビ回線を利用し、テレビ番組の情報を受信するためです。ケーブルテレビのネット回線のテレビサービスはアンテナを設置しないため、天候の影響を受けにくく、荒天でも映像が途切れることはありません。また、テレビの電波が届きにくいエリアでも、テレビを見られるようになるメリットもあります。

ケーブルテレビのデメリット

1. 光回線と比較すると通信速度が遅い
ケーブルテレビは同軸ケーブルと光ファイバーケーブルを併用しているため、光ファイバーケーブルのみでデータ通信をする光回線と比較すると通信速度が遅くなる場合があります。
ただし前述のように、近年ではケーブルテレビ回線でも最大1Gbpsの速度で通信ができるサービスが広がっていたり、実測値では光回線と大きな違いはなかったりと、速度面のデメリットは薄れてきています。
2. 住んでいる場所によっては希望の事業者と契約できないこともある
ケーブルテレビのネット回線は、地域密着型のため、サービス提供エリアが限定的なこともあります。地域に特化した独自のサービスを利用したくても、お住まいのエリアで、そのサービスを利用できるとは限りません。
居住エリアによっては、希望する事業者との契約ができない場合もあるのです。

光回線のメリット・デメリット

光回線のメリット・デメリット

光回線にも、それぞれメリットとデメリットが存在します。特に光回線は工事が必要なケースもあるため、使用する際はメリットとデメリットを比較・検討し、自分の用途に合ったサービスを選びましょう

光回線のメリット

1. 通信速度が速い
光回線の最大の特徴ともいえるのは通信速度の速さです。例えば、光回線1Gbps(理論値)の場合、1秒間に約340枚の写真の送受信が可能で、YouTubeの動画だと約85分の動画を1秒で読み込めます。また、10Gbps(理論値)であれば、さらに10倍のデータの送受信が可能です。
ただし、実際の通信速度は回線の混雑などの要因で、理論値ほどの速度はでないことに注意しましょう。
2. スマホセット割が可能な場合もある
光回線の事業者はインターネット回線だけでなくスマホも取り扱っているケースがあり、光回線とスマホをセットで契約すると割引が適用されることもあります。
光回線とスマホを上手に組み合わせることで毎月の通信費の節約が可能です。
割引を受けるために各事業者が設けた条件をクリアしているか、契約や事業者の切り替え前にしっかり確認しましょう。

光回線のデメリット

1. 光回線非対応エリアでは利用できない
光回線は、光回線対応エリア外での利用はできません。総務省の「インフラの整備状況」によると、2021年度末の光ファイバー整備率(世帯カバー率)は99.72%となっており、0.28%の世帯は光ファイバーが整備されていない状況です。ただし、都道府県別で最も低い佐賀県でも光ファイバーの整備率は95.52%であり、日本の光ファイバー整備率は高水準といえるでしょう。
2. 工事費用が高額
新規契約で光回線を申込み、工事が必要な場合、以下の工事費用がかかります。また、工事費用に加えて光回線の利用料金が毎月かかる点に注意しましょう。
constructionNTT東日本フレッツ光新規工事費用の例
屋内配線の工程がある場合 22,000円
屋内配線の工程がない場合 11,660円
宅内の配線設備などを再利用し、自分で回線終端装置などを設置する場合 3,300円

参考:NTT東日本フレッツ光「新規お申込み時の工事費(標準的な工事の場合)」

3. インターネットが開通するまで時間がかかる
実際にインターネットが開通するまで、ある程度の時間がかかります。特に光回線の場合、回線を申込んでから工事まで1~2カ月かかることもあります。引越しを機に光回線の新規契約や事業者の切り替えをしようとしている方は、早めに手続きをしましょう。

それぞれこういった人におすすめ

それぞれこういった人におすすめ

光回線とケーブルテレビのネット回線のメリット・デメリットを踏まえて、それぞれおすすめの回線を紹介します。どちらにすべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

光回線がおすすめの方

光回線は高速データ通信が可能なため「在宅勤務中によくビデオ会議がある」「動画を高画質で視聴したい」「オンラインゲームをやってみたい」といった方におすすめの回線です。
光回線は、安定性も優れています。また、光回線は複数のデバイスを接続しても通信速度が低下しにくい特徴があるため、家族が多い家庭にもおすすめでしょう。オプションとしてスマホセット割が利用できることもあるため、家族のスマホとインターネット回線をまとめれば通信費の節約も可能です。

ケーブルテレビのネット回線がおすすめの方

ケーブルテレビのネット回線は「あまり通信速度にはこだわらない」「地域密着型のテレビ番組がみたい」「光回線に対応していないエリアに住んでいる」といった方におすすめの回線です。もちろんインターネットの利用も可能で、最近では高速化も進んでいるため、音楽、動画、ゲームなどさまざまな用途で利用できるでしょう。

光回線なら@T COM(アットティーコム)ヒカリ

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光回線の新規契約を検討しているなら@T COM(アットティーコム)ヒカリがおすすめです。
気になる回線速度も最大1Gbpsの通信速度かつ、次世代インターネット接続方式のIPv6(IPoE)方式に対応しているため、快適にインターネットを利用できるのが魅力です。月額料金(2年バリューパック)はマンションタイプで4,180円(税込)、ファミリータイプで5,610円(税込)となっています。

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まとめ

ケーブルテレビのネット回線と光回線を比較すると、一般的に光回線の方が高速かつ安定した通信が利用できます。しかし、光回線対応エリアに住んでいないと契約できません。一方、ケーブルテレビは、山間部や沿岸部などの電波の悪い場所でも使用可能です。また、オプションでテレビサービスに加入でき、さまざまな専門チャンネルを楽しめます。
住まいやインターネットの使用状況などにあわせて、どちらを導入するか検討しましょう。また、光回線の新規契約・事業者の切り替えを検討中なら、さまざまなキャンペーンを実施している@T COM(アットティーコム)ヒカリの利用がおすすめです。詳細は以下のページからご確認ください。

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  • 本記事の情報は2024年6月時点のデータに基づくものです。